2007-12-10 第168回国会 参議院 決算委員会 第5号
国連の参加国が、たとえ軍事行動を伴うものであっても安保理の決定した集団安全保障に従わなかったら国際平和維持機関としての国連を機能させることができないではないかという問い掛けは、一つの見識と思わないでもありませんが、国家の主権、国の憲法を、日本の憲法を超越するものという見解にはやはり違和感を覚えざるを得ません。 この憲法解釈を総理はどのように受け止めますか。
国連の参加国が、たとえ軍事行動を伴うものであっても安保理の決定した集団安全保障に従わなかったら国際平和維持機関としての国連を機能させることができないではないかという問い掛けは、一つの見識と思わないでもありませんが、国家の主権、国の憲法を、日本の憲法を超越するものという見解にはやはり違和感を覚えざるを得ません。 この憲法解釈を総理はどのように受け止めますか。
これに対し、連合軍が明白な勝利を速やかにおさめ、クウェートをイラクの支配から解放することができれば、平和維持機関としての国連の権威は高まり、どのように軍備増強に努めても国際世論に敵対することはできないということを、つまり、侵略は割に合わないということを世界に示すことができます。そうすれば、我々は国際社会をこれまでとは比較にならないほど平和なものとすることができるでありましょう。
もう一つは、次の機会にどうしてもお伺いしたいのは、国連の平和維持の分野についても大臣は指摘されておられますので、私はぜひこの点について抽象的な問題だけではなくてお伺いしたいのは、決して国連というものが世界の平和維持機関として無力ではない、なかった。
それからもう一つは、アメリカ人は、第一次大戦、第二次大戦後の国際連盟とか国際連合とかいう機関を今後の平和維持機関としておつくりになった、イニシアチブをとったのはアメリカ人じゃないか、両方ともアメリカ人ですよ。それをいまあなた方は全然忘れかかっているじゃないか。それで日本に軍拡要請なんかしているのはおかしいじゃないかということで聞きました。
このことは、やはりわれわれが第二次世界戦争後の終末において、世界各国とも原爆投下等をめぐってあの残虐な戦争を再び起こすまいという誓いをつづって平和維持機関として国連宣言を出し、そうして国連をしてその機能を果たすべく国連を誕生させたのであります。 その当時の、再び戦争をしまいと、ノーモア・ヒロシマの合い言葉で日本をも慰めてくれた世界の心というものをわれわれはいまでもくみ取ることができます。
帝国主義を敵にしただけのことなんで、アメリカさえ帝国主義でいかなければ、日本はアメリカたりとソ連たりとどこの国とでも親しくしていこうというのが、第二次世界戦争以後における平和維持機関として国際連合をつくり、その国際連合の宣言の趣旨にのっとって日本憲法の前文とし、その一番の問題点を憲法九条に集結しているのでありますが、それを改正するなどということはできっこないのです。
○戸叶武君 グローバルな時代がすでに到来したので、それに対応すべきところの国際政策が各国においても確立しなければならないときに、日本で確たる一つの自主的な外交、防衛政策というものが確立しているのかどうかというのに対して、国民不在の現実においては外交、防衛政策が空転しておるのでありますが、日本の外務省は少なくとも日本の運命に対して、外交、防衛に対して責任感を一番持たなけりゃならない、そして唯一の平和維持機関
それで、こういうふうになりますと非常に大きな責任があるんだと外務大臣おっしゃったわけなんですが、国連の安保理事会というのは、最も重要な平和維持機関だと私は思っておるわけです。その平和維持機関の活動としていろんな問題、これが出てくるんじゃないか。
その間の世界の情勢というものを十分に反映した状態にあるとは思わぬわけでございまして、国連がほんとうに世界の平和維持機関として機能してまいる上におきましては、国連のワク組み自体がそれにふさわしいものにならなければならぬわけでございまして、常任理事国の拡充問題はその最たるものであろうと思うのでありまして、日本もいま鯨岡さんがおっしゃったようなラインで、国連はもとよりでございますけれども、五大理事国をはじめ
しかし、政府におかれましても、国連の強化という点から、また、国連の平和維持機関の問題を抜きにすることはできないわけでございますから、そういう点で、わが国憲法のたてまえを貫きながら、どのようにして国連の機能を発揮するかということをしさいに検討されることが大事だと思うのです。
○国務大臣(大平正芳君) 平和維持の必要を感じて、平和維持機関としての国連がそういう意思決定をして、韓国に駐屯しておると承知しております。
○大平国務大臣 われわれは、たびたび申し上げておりますように、国連というものが世界の平和維持機構としてただいまのところきわめて不十分なものでございますけれども、これを漸次その機能を充実し、平和維持機関としての役割を十全に果たしていただく方向に持ってまいらねばならぬ、われわれもメンバーといたしましてそういう方向に国連外交は展開していかなければいかぬと思うのでございます。
(拍手)政府といたしましては、このような基本的立場に立って、国連を国際社会の良識と理性の場として成長させることを念願し、そのために努力を続けているのでありますが、今後とも広く加盟各国との協力関係を推進いたしまして、国際平和維持機関としての国連の権威と機能の強化のために積極的努力を傾け、冷静な、しかも筋の通った建設的な行動をいたしたいと考えるのであります。
(拍手)政府といたしましては、このような基本的立場に立って、国連を国際社会の良識と理性の場として成長させることを念願し、そのために努力を続けているのでありまするが、今後とも広く加盟各国との協力関係を推進いたしまして、国際平和維持機関としての国連の権威と機能の強化のため積極的努力を傾け、冷静な、しかも筋の通った建設的な行動をしたいと思うのであります。
従いまして、私は国連が世界の完全な平和維持機関であることを念願し、それに向かって進みたいと努力いたしておるのでございますが、ただ現実の問題といたしましては、戦争回避の具体的方法にいたしましても、西陣営がなかなか意見の一致を見ない。で、やむを得ずと申しまするか、今の現状といたしましては、力のバランスの上に立ちながら、国連強化によりまして、力を用いない、いわゆる世界の平和機構を打ち立てていきたい。